
ExpressVPNの申し込み画面には、ベーシック・アドバンス・Express Proの3つが並びます。
値段は月あたり480円から1,180円まで開きがあり、どれを選べばいいのか迷うところです。
結論を先に書きます。3つのプランで、VPNそのものの中身は変わりません。
サーバーの国数も、通信の速さも、暗号化も同じです。
違うのは同時につなげる台数と、VPN以外の付属サービスだけです。
この記事では、公式の料金ページに出ている数字をそのまま並べたうえで、
更新後にいくら払うことになるのかまで含めて、損をしない選び方を整理します。
この記事の数字について
- 調べているVPN 7社
- サーバーのある場所 157の国と地域を、毎日数え直しています
- 通信速度 14都市で、実機を使って自分たちで計測しています
各社の発表をそのまま書き写したものではありません。サーバーの台数と拠点の数は、各社が公開している一覧をそのまま数えたものです。実測が済んでいない項目には推定値を入れず「計測中」と書いています。取り方はデータの取り方と検証方法にまとめています。
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ベーシック・アドバンス・Express Proの違いをひと目で比較

まず全体像です。下の表は、公式サイトの2年プラン(2年+4か月)の表示です。
|
項目 |
ベーシック |
アドバンス |
Express Pro |
|---|---|---|---|
|
月あたり |
480円 |
680円 |
1,180円 |
|
最初の28か月 |
13,440円 |
19,040円 |
33,040円 |
|
その後の年額 |
14,999円 |
18,999円 |
28,999円 |
|
同時接続台数 |
10台 |
12台 |
14台 |
|
サーバーの国数 |
113か国 |
113か国 |
113か国 |
|
固定IP |
アドオン |
アドオン |
含まれる |
|
返金保証 |
30日 |
30日 |
30日 |
※ExpressVPN公式サイトの日本語の料金ページに出ている2年プランの表示です(2026年10月5日に当サイトが確認)。価格は変わるため、申し込む前に公式の表示をご確認ください。
料金の違い
月あたりで見ると480円・680円・1,180円です。
ベーシックとProでは2.5倍近い開きがあります。
ただ、月あたりの表示より大事なのはその下の2行です。
最初の28か月で支払う総額と、そのあと毎年いくら自動更新になるか。
ここを見ずに月あたりだけで決めると、2年後に想定と違う請求が来ます。
同時接続台数の違い
10台・12台・14台です。差は2台ずつしかありません。
スマートフォン、パソコン、タブレット、テレビを家族2人ぶん足しても10台には届かないことがほとんどです。
台数のためにProを選ぶ理由は、ほとんどの家庭にはありません。
使える機能の違い
値段の差は、ほぼVPN以外のサービスの差です。
プランごとに増えるもの
- ベーシック:広告・悪質なサイト・アダルトサイトのブロック(Lite保護)
- アドバンス:上に加えてトラッカーのブロック、パスワード管理(ExpressKeys)、メールの転送サービス、旅行用eSIM
- Express Pro:上に加えて固定IP、AIチャット(ExpressAI)、メール機能の上限が無制限
上位プランで増える機能の中身
差額が何に使われているのかを、公式の比較表から拾って並べます。
|
機能 |
ベーシック |
アドバンス |
Express Pro |
|---|---|---|---|
|
同時接続台数 |
10台 |
12台 |
14台 |
|
トラッカーのブロック |
なし |
あり |
あり |
|
パスワード管理(ExpressKeys) |
なし |
あり |
あり |
|
メールの転送量(月) |
10MB |
100MB |
無制限 |
|
共有エイリアス |
10個 |
50個 |
無制限 |
|
独自ドメイン |
なし |
1個 |
20個 |
|
旅行用eSIM |
なし |
3GB・3日間 |
3GB・5日間 |
|
AIチャット(ExpressAI) |
なし |
なし |
1日500クレジット・6モデル |
|
固定IP |
アドオン |
アドオン |
含まれる |
※ExpressVPN公式サイトの機能比較表から当サイトが抜き出しました(2026年10月5日確認)。
この表のどれか1つでも「今お金を払って使っている」ものがあるなら、上位プランに意味が出ます。
1つも無いなら、差額はそのまま使わない機能の代金になります。
付属のeSIMには条件がついている
旅行用eSIMは目を引きますが、公式の注記に条件が書かれています。
eSIMに対応していて、かつSIMロックが解除されたスマートフォンでしか使えません。
さらに有料の契約を始めたときに1回だけ、1アカウントにつき1回限りの適用です。
つまり毎年の旅行で使い続けられるものではありません。
手持ちの端末が条件に合うかどうかも含めて、これを理由に上位プランを選ぶのは慎重に考えてください。
通信速度と安全性は3プランとも同じ

ここが判断のいちばんの軸です。
どのプランでも、使えるサーバーは113か国で同じ、通信の規格も同じです。
当サイトは各社が公開しているサーバー一覧を毎日数えています。
ExpressVPNは113か国・213拠点で、そのうち11か国では2つ以上の都市から選べます(2026年10月4日時点)。
この数字はプランによって変わりません。
つまり「速くしたいから上位プラン」という選び方は成り立ちません。
上位プランで増えるのは、VPNの外側にあるサービスです。
「ベーシックで十分」な人が多い理由
VPNに必要な機能はベーシックにすべてそろっている
海外から日本のサービスを見る、日本から海外のサービスを見る、公共Wi-Fiで通信を守る。
VPNを契約する目的がこのどれかなら、ベーシックで足ります。
国数も拠点数も同じで、同時接続も10台あります。
上位プランを選んでも、この部分は1ミリも良くなりません。
上位プランの付属サービスは使わない人も多い
アドバンス以上で付いてくるのは、パスワード管理、メールの転送、旅行用eSIM、AIチャットです。
どれも単体では便利なものですが、すでに別のものを使っている人には重複します。
パスワード管理を別のサービスで契約している、メールは今のままでいい、eSIMは旅行のときだけ。
そういう方にとっては、差額が丸ごと使わない機能の代金になります。
固定IPが要るかどうかで線を引く
Proだけに含まれるのが固定IPです。
毎回同じIPアドレスで出たい場合に使うもので、会社のシステムに許可されたIPからだけ入る、といった用途があります。
逆に言えば、その用途が無いなら固定IPは要りません。
一般的な視聴や買い物では、IPが毎回変わっても困りません。
タイプ別の選び方
ベーシックで十分な人
この条件に当てはまるならベーシック
- 目的が動画の視聴や公共Wi-Fiの保護である
- つなぐ端末が10台に収まる
- パスワード管理を別のサービスで済ませている
- 固定IPを使う用事がない
アドバンスが向いている人
パスワード管理を今から始めたい方、使い捨てのメールアドレスを作って登録に使いたい方です。
別々に契約すると、それぞれ月数百円はかかります。
まとめる前提なら、差額200円ぶんの価値は出ます。
Express Proが向いている人
固定IPが仕事で要る方です。
固定IPは他社でも多くがアドオンの扱いで、別料金になります。
それが含まれていることが、Proを選ぶ唯一のはっきりした理由です。
AIチャットやメールの無制限が決め手になる方は、そちらで判断しても構いません。
ただしVPNの性能は上がらないことだけは押さえておいてください。
月額480円は他社と比べて高いのか

ExpressVPNは「高い」と言われがちです。当サイトが追っている7社の最安と並べてみます。
|
VPNサービス |
最安の月あたり |
国数 |
2都市以上ある国 |
|---|---|---|---|
|
Private Internet Access |
209円 |
104か国 |
34か国 |
|
CyberGhost VPN |
320円 |
100か国 |
10か国 |
|
Surfshark |
388円 |
100か国 |
12か国 |
|
ExpressVPN(ベーシック) |
480円 |
113か国 |
11か国 |
|
Mullvad VPN |
888円 |
50か国 |
12か国 |
|
Windscribe |
908円 |
72か国 |
2か国 |
※最安の月あたりは各社の公式表示、国数と都市数は各社の公開一覧を当サイトが毎日数えた値です(2026年10月4日時点)。NordVPNは円建ての最安を公式が出していないため、この表から外しています。
480円は7社のまん中あたりで、いちばん高い側ではありません。
国数で見ると113か国はこの表で最多です。
見落とすと損をするのは「更新後」の金額
ここだけは必ず読んでください。割引が効いているのは最初の28か月だけです。
そのあとは年額の自動更新に切り替わり、月あたりに直すと金額が大きく変わります。
|
プラン |
最初の28か月(月あたり) |
更新後(月あたり) |
何倍になるか |
|---|---|---|---|
|
ベーシック |
480円 |
約1,250円 |
約2.6倍 |
|
アドバンス |
680円 |
約1,583円 |
約2.3倍 |
|
Express Pro |
1,180円 |
約2,417円 |
約2.1倍 |
※最初の28か月の金額と更新後の年額(14,999円・18,999円・28,999円)はExpressVPN公式サイトの表示です。月あたりの換算と倍率は、その年額を12で割って当サイトが計算した値です。
「月480円のVPN」として契約すると、3年目から月1,250円ほどになります。
これは値上げではなく、最初から公式ページにそう書いてあるものです。
ただ月あたりの大きな文字だけを見ていると、まず気づきません。
この構造は3プランとも同じですが、金額の絶対値が大きいProほど、更新後の負担も大きくなります。
Proを2.1倍で払い続ける理由があるかどうかは、契約前に一度考えておく価値があります。
プランより先に決めること:契約期間

ベーシック・アドバンス・Proの選択と同じくらい結果が変わるのが、契約期間です。
同じベーシックでも、1か月で契約するか2年で契約するかで月あたりの金額はまったく違います。
この記事の表はすべて2年プラン(2年+4か月)の表示です。
申し込み画面で期間を切り替えると、月あたりも、最初に支払う総額も、更新後の年額も変わります。
期間を切り替えずにプランだけ見比べると、比べているものがずれます。
長い契約が得になる人・ならない人
長い契約ほど月あたりは下がりますが、その代わり先に大きい金額を払います。
使う期間がはっきりしているかどうかで判断してください。
期間を決めるときの考え方
- これから何年も使うと決まっている:長い契約で月あたりを下げる
- 海外赴任や留学など終わりが決まっている:その期間に合わせる
- 試してみたい段階:短い期間にして、合えば次に長いものへ
- どれか1つの番組のためだけ:返金保証の範囲で判断する
どの期間を選んでも返金保証は30日です。
長い契約にしたからといって、試す余地が短くなるわけではありません。
先に総額を見てから月あたりを見る
申し込み画面で大きく出ているのは月あたりの金額ですが、実際に請求されるのは最初にまとめて払う総額です。
ベーシックの2年プランなら13,440円、アドバンスなら19,040円、Proなら33,040円。
この数字を見てから月あたりに戻ると、判断がぶれません。
\ 30日間の全額返金保証 /
契約期間中にプランを変更できるのか
申し込んだあとで「上げたい」「下げたい」と思ったときの話です。
変更の可否は契約した場所で変わる
公式サイトで直接契約した場合と、アプリストア経由で契約した場合で扱いが変わります。
AppleやGoogleの課金を通した契約は、支払いの管理がストア側にあるため、
VPN側の画面だけでは完結しません。
どちらで契約したかが分からない場合は、請求がどこから来ているかを見てください。
ExpressVPNから直接来ていれば公式サイト、AppleやGoogleから来ていればストア経由です。
迷ったらベーシックで始めるのが一番損しない
ここが実務的な結論です。
上げるのはいつでもできますが、下げるのは手続きも時期も制約がつきます。
さらにExpressVPNには30日間の返金保証があります。
ベーシックで始めて、足りないと感じたときに上げる。
この順番なら、使わない機能に先払いすることがありません。
ExpressVPNのプランに関するよくある質問
1年プランと2年プランはどちらがお得ですか?
月あたりで見れば長い契約のほうが安くなります。
ただしこの記事の表は2年プランの表示で、1年プランでは月あたりの金額が変わります。
申し込む画面で期間を切り替えると表示も変わるので、その場で見比べてください。
契約更新時の料金は変わりますか?
変わります。ここがいちばん見落とされるところです。
公式サイトの表示では、最初の28か月を終えたあとは年額で自動更新になり、
ベーシックが14,999円、アドバンスが18,999円、Express Proが28,999円です(2026年10月5日確認)。
最初の割引は初回だけのものです。2年後も同じ月あたり480円が続くわけではありません。
専用IP(固定IP)だけ後から追加できますか?
公式の料金表では、ベーシックとアドバンスで固定IPが「アドオン」と書かれています。
つまりProに上げなくても追加できる扱いです。
金額と手順は申し込み画面で確認してください。
上位プランを契約してすぐ後悔したらどうなりますか?
新規の方には30日間の返金保証があります。
3プランとも同じ条件です。
合わないと感じたら、その期間のうちにサポートへ連絡してください。
プランによって通信速度は変わりますか?
変わりません。使えるサーバーは3プランとも113か国で同じです。
速度を理由に上位プランを選ぶ必要はありません。
同時接続は何台まで必要ですか?
家族2人でスマートフォン・パソコン・タブレットを使っても6台程度です。
10台を超える家庭はそれほど多くありません。
テレビやゲーム機まで常時つなぐ場合だけ、12台や14台を検討してください。
まとめ:VPNの中身は同じ、違うのは付属サービス
3つのプランを比べて分かることは単純です。
選ぶときに見る3点
- VPNの性能は3プランとも同じ(113か国・213拠点・同じ規格)
- 差は同時接続台数と、VPN以外の付属サービス
- 更新後の年額まで見て決める(14,999円・18,999円・28,999円)
VPNとして使いたいだけならベーシック。
パスワード管理やメールをまとめたいならアドバンス。
固定IPが仕事で要るならExpress Pro。
迷ったらベーシックで始めてください。30日の返金保証があるので、
実際に使ってから判断しても損をしません。
\ 30日間の全額返金保証 /