サブスクの料金は世界どこでも同じ、と思っていないでしょうか。 実際には国ごとにまったく違います。組み合わせ次第で、年間7万円を超える差になります。 Netflix、YouTube Premium、Spotify。よく使うものを2つ3つ見直すだけでも、毎月の固定費は目に見えて軽くなります。 この記事では、なぜ国ごとに値段が違うのかという仕組みから、実際に下げられるサービスとその額、逆に手を出しても効かないものまで、数字を添えて整理します。 なぜ国によってサブスクの値段が変わるのか 世界に展開しているサブスクが国ごとに値段を変える理由は、購買力平価(PPP)という考え方にあります。 その国の物価や平均的な所得に合わせて値段を決めることで、新興国でも利用者を集めつつ、先進国では相応の売上を確保する。そういう組み立てです。 結果として、日本やアメリカのような高所得の国では高く、インドやブラジル、ナイジェリアでは日本の数分の一という値段になります。 VPNは、インターネットの通信を任意の国のサーバー経由にして、接続元のIPアドレス(インターネット上の住所にあたる番号)を変えられる道具です。 サブスクの側はIPアドレスを見て国を判断しているので、VPN経由で開くとその国の利用者として扱われ、現地の料金で契約できる、という仕組みになります。 なお、IPアドレスを変えること自体は法律に触れません。ただし各サービスの利用規約から見ると、白とも黒とも言い切れない場所に入ります。 契約する前に、そのサービスの規約は一度読んでおいてください。 VPNで節約できる主要サービスと削減額の目安 実際に効き目のある7つを、下げ幅の大きい順に並べます。 ① Netflix|年間約16,000円 国 月額(円) 差額(円) 為替レート 日本 1,590 – – インド 299(199ルピー) −1,292 1ルピー≒1.5円 アルゼンチン 731(4,299ペソ) −859 1ペソ≒0.17円 トルコ 780(149.99リラ) −810 1リラ≒5.2円 ブラジル 929(44.9レアル) −661 1レアル≒20.7円 Netflixは、国ごとの差がいちばん大きいサービスのひとつです。 インドで契約すると、広告なしの最安プランが月額およそ299円。日本の1,590円と比べて80%以上安くなります。 関連記事:インドのNetflixなら月額299円で使える!VPNで契約する方法を紹介 ただし、Netflixはここ数年でVPNの検知と決済の締め付けを強めています。 日本で発行したクレジットカードはほぼ通らない状態です。 ここを回り込む手立てをネット上で見かけることがありますが、当サイトは、実際には住んでいない国の住所や支払い手段を装う方法をおすすめしていません。Netflixの利用規約は、居住している国のサービスを使うことを前提にしています。判断はご自身でお願いします。 ② YouTube Premium|年間約13,000円 国 月額(円) 為替レート ナイジェリア 143(1,100ナイラ) 1ナイラ≒0.13円 インド 199(129ルピー) 1ルピー≒1.54円 アルゼンチン 247(1,899ペソ) 1ペソ≒0.13円 トルコ 301(57.99リラ) 1リラ≒5.2円 フィリピン 356(159ペソ) 1ペソ≒2.24円 マレーシア 492(17.9リンギット) 1リンギット≒27.5円 YouTube Premiumは、広告が出ない・バックグラウンド再生ができる・オフラインに保存できる・YouTube Musicが付く、という内容です。 日本では月額1,280円ですが、ナイジェリアで契約すると月額143円ほどまで下がります。 Googleの側も、住所の入力と決済の段階で不正の検知を強めています。以前より手続きは通りにくくなりました。 国ごとの詳しい状況は、それぞれの記事にまとめています。 関連記事:YouTube Premiumを安くするには?3つの方法を紹介 ③ Google One|年間約10,000円〜 プラン トルコ(月額) 日本(月額) 差額 ベーシック 35円(5.79リラ) 250円 −215円/月 スタンダード 70円(11.59リラ) 380円 −310円/月 プレミアム 174円(28.99リラ) 1,300円 −1,136円/月 Googleドライブの容量を買い足すためのサービスがGoogle Oneです。 ...