
「自分のメールアドレスは流出していないだろうか」と気になったとき、調べる方法があります。
過去に公開された流出データのなかに、自分のアドレスが含まれているかを照合する仕組みです。
登録も支払いも要らず、数十秒で終わります。
この記事では、照合に使える手段を並べたうえで、
結果をどう読むかとこの方法で分からないことは何かまで書きます。
ここを知らずに「出てこなかったから大丈夫」と考えるのが、いちばん危ない読み方です。
この記事の数字について
- 調べているVPN 7社
- サーバーのある場所 157の国と地域を、毎日数え直しています
- 通信速度 14都市で、実機を使って自分たちで計測しています
各社の発表をそのまま書き写したものではありません。サーバーの台数と拠点の数は、各社が公開している一覧をそのまま数えたものです。実測が済んでいない項目には推定値を入れず「計測中」と書いています。取り方はデータの取り方と検証方法にまとめています。
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流出の確認は「メールアドレスの照合」で行う
仕組みは単純です。過去の流出で外部に出たデータのうち、
公開・収集されたものを集めた一覧があり、そこに自分のアドレスがあるかを突き合わせます。
パスワードを入力させるサービスは使わない
照合に必要なのはメールアドレスだけです。
パスワードの入力を求めてくるサイトは、それ自体が危険です。
正規のサービスでも、パスワードそのものを送らずに照合する仕組みを採っています。
「パスワードを入れて確認」と書かれていたら、その時点で閉じてください。
調べられるのは「公開された流出」だけ
ここが最大の限界です。
まだ公開されていない流出、犯罪者の内部でだけ流通しているデータ、
企業が把握していない漏洩は、照合しても出てきません。
つまり「出てこなかった=漏れていない」ではありません。
出てこなかった場合も、使い回しているパスワードがあるなら直す価値があります。
そもそも流出したデータはどこへ行くのか
照合サービスの仕組みを理解すると、結果の読み方が変わります。
公開されるまでに時間がかかる
企業から外部に出たデータは、すぐ誰でも見られる形になるわけではありません。
限られた範囲で取引され、時間が経ってからまとめて公開されることがあります。
照合サービスに載るのはこの段階です。
つまり流出から照合できるようになるまでに、相当の間が空くことがあります。
「今調べて何も無かった」は「今の時点では公開分に無い」という意味でしかありません。
古いアドレスほど見つかりやすい
長く使っているアドレスほど、登録したサービスの数が多く、
そのどれか1つが流出すれば一覧に載ります。
学生のころから使っているアドレスや、昔の携帯のアドレスは特に該当しやすくなります。
狙われるのは「アドレスとパスワードの組」
攻撃側にとって価値があるのは、アドレス単体ではなくアドレスとパスワードの組み合わせです。
あるサービスで漏れた組を、他のサービスで片端から試す手口があるためです。
使い回しをやめることが効くのは、この手口を無効にできるからです。
確認に使える4つの手段
手段1:Have I Been Pwned
メールアドレスを入れると、どの流出事案に含まれていたかを一覧で返す、
この分野でもっとも知られたサービスです。
使うときのポイント
- 入力するのはメールアドレスだけ
- どの事案に含まれていたかが事案名で表示される
- 使っているアドレスを1つずつ調べる(別アドレスの結果は出ない)
- サイトは英語だが、入力欄と結果の見方は単純
事案名が出たら、そのサービスで使っていたパスワードを変えてください。
同じパスワードを他で使っていたなら、そちらも対象です。
手段2:iPhone・iPadの標準機能
追加の契約なしで、いま手元の端末が教えてくれます。
「設定」アプリを開き、「パスワード」の項目を見てください。
保存しているパスワードのうち、流出が知られているもの、使い回しているもの、
推測されやすいものに警告が付きます。
これは端末の中で照合しているため、パスワードそのものを外部に送りません。
手間に対して得られる情報がいちばん大きい手段です。
手段3:AndroidとChromeのパスワード確認
Chromeやスマートフォンのパスワードマネージャーにも同じ機能があります。
保存済みのパスワードを対象に、流出・使い回し・強度の3点で警告を出します。
ブラウザに保存していない場合は対象になりません。
「保存していないから安全」ではなく、「確認できないだけ」だと理解してください。
手段4:各サービスのログイン履歴
見落とされがちですが、効果が高い手段です。
主要なサービスには、いつ・どこから・どの端末でログインしたかの履歴があります。
身に覚えのない地域や端末が並んでいたら、流出の有無にかかわらず、すでに入られています。
その場で全端末からログアウトし、パスワードを変えてください。
主要サービスでログイン履歴を見る場所
呼び名はサービスごとに違いますが、探す場所はおおむね共通です。
|
サービスの種類 |
見る場所の呼び名 |
見るもの |
|---|---|---|
|
Googleアカウント |
セキュリティ/お使いのデバイス |
知らない端末が登録されていないか |
|
Appleアカウント |
設定の最上段にある自分の名前 |
サインイン中の端末の一覧 |
|
SNS全般 |
設定内のセキュリティ/ログイン履歴 |
見覚えのない地域・端末 |
|
通販・決済 |
ログイン履歴/利用履歴 |
注文と明細に心当たりがあるか |
※画面の名称は更新で変わることがあります。見つからない場合は各サービスのヘルプで「ログイン履歴」を検索してください。
不審な記録を見つけたら、パスワード変更より先に「全端末からログアウト」を実行してください。
先にパスワードだけ変えても、入られたままの画面から変更後の状態を見られることがあります。
結果の読み方:出た場合とそうでない場合
|
結果 |
意味 |
やること |
|---|---|---|
|
事案名が出た |
そのサービスの流出に含まれていた |
該当サービスと、同じパスワードを使った先を変更 |
|
端末に警告が出た |
保存中のパスワードが流出済み、または使い回し |
警告が付いたものから順に変更 |
|
何も出なかった |
公開済みの流出には含まれていない、というだけ |
使い回しの解消と二段階認証は進める |
|
ログイン履歴に不審な記録 |
すでに入られている可能性が高い |
全端末からログアウトし、すぐ変更 |
※当サイトによる整理です。
出たときに、まずどこから変えるか
メールが最初です。
メールを押さえられると、他のサービスのパスワード再設定に使われるためです。
その次に銀行・決済・主要なSNSの順で進めてください。
詳しい手順は個人情報が流出したら?漏洩を確認する方法と今日からできる対策にまとめています。
確認したあとに効く対策
二段階認証(いちばん効く)
費用がかからず、効果がもっとも大きい対策です。
パスワードが流出していても、もう1つの要素が無ければ入られません。
照合で何も出なかった人も、メールとお金が動くサービスには入れておいてください。
使い回しをやめる
1か所の流出が全部に波及するのは、同じパスワードを使い回しているからです。
ここを断てば、次に同じことが起きても被害は1か所で止まります。
通信の経路はVPNの担当
ここまでの対策は、流出と不正ログインに対するものです。
VPNはこの層には効きません。
VPNが効くのは、公共Wi-Fiなどでどのサイトに接続したかを回線側に見られる部分です。
各社は通信の暗号化に加えて、広告や悪質サイトの遮断機能を公開しています。
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VPNサービス |
公式が挙げている保護機能 |
第三者監査 |
|---|---|---|
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NordVPN |
Threat Protection、Double VPN、難読化サーバー |
Deloitte |
|
Surfshark |
CleanWeb、Dynamic MultiHop、Camouflage Mode |
Deloitte |
|
Private Internet Access |
PIA MACE、高度なキルスイッチ、多段接続 |
Deloitte(ルーマニア法人) |
※各社の公式サイトの記載を当サイトが取得したものです。これらは追跡を減らす機能で、企業側の流出を防ぐものではありません。
これ以上漏らさないための使い分け
確認と対処が済んだら、次に同じことが起きたときの被害を小さくしておきます。
用途でアドレスを分ける
1つのアドレスで全部に登録していると、そのアドレスが載った時点で全部が標的になります。
「お金が動くもの」と「それ以外」を別のアドレスにするだけで、影響する範囲が半分になります。
分け方の例
- 銀行・証券・決済:誰にも教えない専用のアドレス
- 通販・会員登録:日常用のアドレス
- 一度きりの登録:使い捨て、またはエイリアス機能
いちばん効くのは1つめです。お金が動く口座のアドレスを、通販や懸賞に使わない。これだけで、流出一覧に載る確率が大きく下がります。
エイリアス機能を使う
主要なメールサービスには、本体のアドレスを隠したまま受信できる仕組みがあります。
登録先ごとに別のアドレスを渡せるため、どこから漏れたかが特定でき、そのアドレスだけを捨てられます。
使い始めるのは少し手間ですが、お金が動く登録には見合います。
流出対策もあわせて考えるならこの3社
ExpressVPN:接続速度と安定性で業界最高水準

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内容 |
|---|---|
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本社所在地 |
英領バージン諸島 |
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月額料金(2年プラン) |
$4.49〜/月 |
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返金保証 |
30日間 |
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サーバー台数 |
3,000台以上 |
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対応国数 |
113カ国 |
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同時接続台数 |
10〜14台(プランによる) |
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日本語対応 |
アプリ・サポートともに対応 |
全世界で400万人以上が利用するExpressVPNは、VPN LIFEの速度検証で常にトップクラスの数値を記録しています。
一般的なVPNアプリは起動から接続完了まで30〜60秒かかりますが、ExpressVPNはその工程をわずか10秒ほどで完了。
毎日使うツールとしてのストレスのなさは、長期利用者からも高い評価を得ています。
地域制限への対応力も高く、4K動画の視聴でも品質低下を感じにくい通信速度を維持。
中国からの接続実績においても安定していると評価されており、渡航先を問わず使えます。
ExpressVPNのメリット・デメリット
-
通信速度・安定性ともに業界トップクラス
-
アプリの起動から接続まで最速10秒程度
-
113カ国のサーバーに対応し、用途の幅が広い
-
ノーログポリシーを採用し、通信履歴を保持しない
-
ビットコインによる匿名支払いに対応
-
日本語でのサポートにも対応
-
他社と比べると月額料金はやや高め
\【VPN LIFE特典】/
3ヵ月の無料期間が追加でもらえる!
NordVPN:コストと機能のバランスに優れた定番サービス

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|
内容 |
|---|---|
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本社所在地 |
パナマ |
|
月額料金(2年プラン) |
$3.99〜/月 |
|
返金保証 |
30日間 |
|
サーバー台数 |
8,000台以上 |
|
対応国数 |
140カ国以上 |
|
同時接続台数 |
10台 |
|
日本語対応 |
アプリ・サポートともに対応 |
NordVPNは新規利用者数が世界最多規模を誇るVPNです。
8,000台以上という圧倒的なサーバー数を持ち、混雑時でも安定した速度を確保しやすい点が特徴です。
長期プランを選択すれば月額料金を大幅に抑えられるため、コストパフォーマンスを重視する方に向いています。
一方、中国国内からの接続では不安定になるケースが報告されているため、中国滞在が多い方はExpressVPNを優先的に検討してください。
NordVPNのメリット・デメリット
-
世界最大規模の利用実績があり信頼性が高い
-
サーバー数が多く、接続先の選択肢が豊富
-
長期プランでは業界内でも安価な部類に入る
-
ノーログポリシーを採用
-
暗号通貨支払いに対応
-
1ヶ月プランは割高になる
-
中国からの接続では不安定になる場合がある
\ 30日間全額返金保証!/
Surfshark:接続台数無制限で家族・複数デバイスに最適

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内容 |
|---|---|
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本社所在地 |
オランダ |
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月額料金(2年プラン) |
$2.39〜/月 |
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返金保証 |
30日間 |
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サーバー台数 |
4,500台以上 |
|
対応国数 |
100カ国 |
|
同時接続台数 |
無制限 |
|
日本語対応 |
アプリ・サポートに対応 |
主要VPNサービスの中でも月額料金が低いのが魅力のSurfshark。
新興のサービスですが、通信速度は大手と比較しても遜色なく、世界的な評価も年々向上しています。
同時接続台数に制限がないため、スマートフォン・タブレット・PCといった複数デバイスを1アカウントで使い回したい方や、家族と共有したい方に特に最適。
ただし、地域ブロックへの対応はExpressVPNやNordVPNに比べてやや弱い面があり、特定のサービスで接続が安定しないケースも見受けられます。
Surfsharkのメリット・デメリット
-
3サービス中、最も月額料金が安い
-
同時接続台数が無制限で家族利用に最適
-
大手に引けを取らない通信速度
-
ノーログポリシーを採用
-
暗号通貨支払いに対応
-
地域ブロックへの対応力が他社より弱い場合がある
-
運用実績が競合よりも短い
\ 30日間全額返金保証!/
メールアドレスの流出確認に関するよくある質問
確認サービスにメールアドレスを入れて大丈夫ですか?
照合に使うだけなら問題ありません。
ただしパスワードの入力を求めるサービスは使わないでください。
無料で確認できますか?
できます。この記事で挙げた4つの手段は、いずれも追加の支払いなしで使えます。
何も出てこなければ安心していいですか?
いいえ。調べられるのは公開済みの流出だけです。
出てこなかったのは「公開された分には含まれていない」という意味にとどまります。
複数のメールアドレスはまとめて調べられますか?
基本は1つずつです。
仕事用・買い物用・古いアドレスなど、使っているものは個別に調べてください。
古いアドレスほど過去の流出に含まれている可能性があります。
流出していたら、そのアドレスは捨てるべきですか?
必ずしも必要ありません。
優先すべきはパスワードの変更と二段階認証です。
迷惑メールが増えて実害が出ている場合に、移行を検討してください。
VPNを使えば流出を確認できますか?
できません。VPNは通信の経路を変える仕組みで、照合の機能はありません。
役割が違うものなので、混同しないでください。
まとめ:確認は数十秒、その後の対策が本番
今日やること
- 使っているメールアドレスを1つずつ照合する
- iPhoneやChromeの標準機能で警告を確認する
- 主要サービスのログイン履歴を見る
- 結果にかかわらず、二段階認証と使い回しの解消を進める
確認そのものは数十秒で終わります。意味があるのはその後です。


