
中国へ旅行や赴任で向かう人が、出発前にまず引っかかるのが「現地でVPNを使ったら違法なのでは」という不安ではないでしょうか。
ネット上には「2026年に中国がVPNを全面禁止した」といった強い見出しも出回っていて、余計に判断がつきにくくなっています。
そこでこの記事では、法律上の建て付けが実際どうなっているのか、2026年に入って何が動いて何が動いていないのか、そして旅行者や駐在員が現実にどこまで神経を使うべきなのかを、一次資料と報道をたどりながら整理していきます。
先に押さえておきたい要点
- 中国はVPNという技術そのものを禁止しているわけではない
- 効いているのは2026年の改正法ではなく、1996年制定の古い規定
- 個人利用で旅行者・駐在員が逮捕される、という事態はまず想定しなくてよい
- むしろ現実の壁は「つながらないこと」で、対策は渡航前の準備で決まる
旅行や駐在でVPNを使うと逮捕されるのか?
結論を先に置きます。
旅行者や駐在員が個人的にVPNを使った結果として身柄を拘束される、という筋書きは現実的ではありません。
かといって「堂々と公認されている」わけでもありません。
禁止されているとも許可されているとも言い切れない、はっきりしないゾーンに置かれ続けているのが実態です。
そして興味深いのは、この宙ぶらりんな状態が今に始まったものではなく、20年以上ほとんど姿を変えずに続いてきたという点です。
「急に何かが変わった」という前提そのものを、いったん外して読んでいくとわかりやすくなります。
そもそも中国がネットを検閲する2つの狙い
VPNの扱いを腹落ちさせるには、中国がなぜ大がかりにネットを検閲しているのか、その動機から逆算するのが近道です。狙いは大きく分けて2つに整理できます。
検閲の背景にある2つの目的
- 政権に向けた組織的・大規模な批判がネット上でまとまるのを、あらかじめ抑え込みたいという政治的な理由
- 通信を国家の基幹産業と位置づけ、海外勢の流入を防いで国内サービスを育てたいという産業政策上の理由
この2つの物差しに当てはめると、当局が見過ごしにくくなる行為の輪郭も自然と浮かんできます。
たとえば、規制の外にある海外情報を持ち込んだうえで、それを燃料に大々的な体制批判へ発展させること。
あるいは、国外サービスの利用を不特定多数に呼びかけて広めること。
さらには、迂回接続を土台にして継続的な収益活動を営むこと。
こうした振る舞いは、先の2つの目的と真正面からぶつかります。
裏を返せば、その物差しに引っかからない行為──たとえば一個人がひっそり海外サイトを閲覧するだけの使い方──を、当局がわざわざ一件ずつ摘発して回る動機は薄いということです。
もっとも、VPNサービスそのものへの接続経路を折に触れて塞ぎにかかる動きは別途あるので、そこは切り分けて考える必要があります。
「2026年にVPNが禁止された」という誤解の中身
まず片づけておきたいのが、冒頭でも触れた「2026年にVPNが禁止された」という言説です。
結論から言えば、これは事実の取り違えです。
改正サイバーセキュリティ法にVPNの記述はない
2026年1月に施行された改正サイバーセキュリティ法を根拠に「中国がVPNを禁じた」と説明するサイトがありますが、これは中身を確認すれば誤りだとわかります。
今回の改正で手が入ったのは罰則水準の底上げと、AI関連の新しいルールが中心です。
条文をどれだけ読み込んでも、VPNという語そのものが出てくる箇所はありません。
改正法とVPN規制を直結させる論法には、そもそも根拠がないということです。
本当に縛っているのは1996年制定の古い規定
では、海外製VPNを実質的に縛っているのは何か。答えは、1996年に定められた古い行政規定です。
骨子は「海外へ抜ける国際回線は、政府が認可した事業者の設備を通して使いなさい」というもので、認可を受けていない海外販売のVPNはこの枠から外れます。
つまり、禁止しているのは「技術」ではなく「認可のない経路での国際接続」なのです。
この基本線は約30年間、大枠として動いていません。
公安部の新草案がターゲットにする対象
一方で、2026年1月末に中国の公安部がある法律の草案を公表し、ここで初めて迂回ツールが正面から名指しされました。
ただ、条文の照準を確かめると、規制の矛先は「作る側・売る側・提供する側」に向いており、使う側の一般利用者を処罰対象とする文言は盛り込まれていません。
しかもこれはまだ草案の段階で、いつ成立するのか、そもそも成立するのかも固まっていません。
「新法でユーザーが罰せられるようになった」という理解は、少なくとも現時点では先走りだと言えます。
罰金事例は「急増」ではなく「可視化」
2026年3月、湖北省で2人が行政処罰(200元と500元)を受けたことが公表され、日本国内でも報じられました。
ニュースの見出しだけを追うと、まるで取り締まりが一気に強化されたかのような印象を受けます。
ただ、この種の処罰は決して目新しいものではありません。過去をさかのぼれば、2018年には広東省で1,000元、2024年には南昌で15,000元という処分例が確認できます。
散発的にではあれ、以前から積み重なってきた類型なのです。
過去の処罰事例50件ほどを洗い出した分析では、そのおよそ8割が警告か罰金の範囲にとどまっていました。
この事実が示すのは、「2026年になって新たに違法化された」のではなく、「これまで表に出てこなかった運用の一部が、たまたま可視化された」という構図です。
数字の見た目に引っ張られず、時系列で捉えることが誤読を防ぎます。
法律よりも手強い「つながらない」という現実
法律論とは別軸で、技術的なハードルは年々確実に上がっています。
ここが旅行者・駐在員にとって、実は一番の関門です。
大学の研究では、中国の検閲システムが通信の中身を復号しなくても、通信の“ふるまい”のパターンだけから「これはVPNだ」と85%超の精度で見分けられることが示されています。
中身を覗かずに外形だけで判別できるという点が厄介で、旧来型の素朴なプロトコルほど検知されやすくなります。
難読化(obfuscation)を持たない古い方式が、ある日を境にぱたりと通らなくなるのは、まさにこの仕組みが背景にあります。
現実の動きとしても、2026年4月には中国で最大級と言われた「快连VPN」が中国大陸向けのサービスを終了しました。
技術的な包囲網が、事業の継続そのものを圧迫している一例と読めます。
裏を返せば、利用者側が選ぶべきは「検知をかいくぐる仕組みを備え、規制の変化に素早く追随できるサービス」だということになります。
立場別に見る、気にすべきリスクの度合い
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あなたの立場 |
リスクの度合い |
実際に困ること |
|---|---|---|
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旅行・短期出張 |
ほぼ気にしなくてよい |
むしろ「つながらない」ことのほうが困りごとになる |
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駐在・長期滞在 |
低〜中程度 |
業務でVPNを使うのはごく一般的。過度な心配は不要 |
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中国籍で現地在住 |
相対的に高い |
公表されている処罰事例は、実質すべてこの層に集中している |
ここまでの整理を、読者の立場ごとに落とし込んでおきます。
同じ「中国でVPN」でも、置かれた状況によって神経を使うべき度合いはまるで違います。
旅行や出張で訪れるだけの人が抱える課題は、法的リスクというより接続の安定性です。
逆に、公表された処罰の的になっているのは、現地に根を張って暮らす中国籍の層に偏っている、という非対称性を押さえておくと判断を誤りにくくなります。
中国でVPNを使うなら押さえたい5つの心得
以上を踏まえたうえで、実際に現地で使うときに意識しておきたいポイントを5つに絞ってお伝えします。
個人利用の範囲を超えない使い方
処罰の軽重は、使い方によってくっきり分かれます。
公表事例をたどると、重い処分が下っているのは「他人に提供した」「営利につなげた」ケースに集中しており、自分ひとりで使っていただけの場合は警告か少額の罰金でとどまっています。
SNSで大々的に勧誘したり拡散したりすると当然目立つので、そこは控えておくのが無難です。
VPNで稼ごうとしない姿勢
VPN提供そのものをビジネス化するのはもちろん、VPN経由で海外の仕事を請け負う行為も避けておくのが安全です。
2023年には、河北省承徳市でGitHub経由の海外案件を手がけていたプログラマーが、罰金200元に加えて3年分の収入に相当する105万元を没収された事例が伝えられています。
罰金の額そのものよりも、収入の没収という処分のほうがはるかに重くのしかかる、という現実がここに表れています。
現地の法令とルールの内側という前提
中国国内では、日本と同じ感覚で発信すると思わぬトラブルを招くことがあります。
VPNを使う行為そのものより、それを使って“何をするか”のほうが問題視されやすい、と捉えておくと足元をすくわれにくくなります。
持ち帰った情報の扱い方
海外で目にした内容をそのままSNSへ流せば、「自分はVPNを使っています」と自ら明かしているに等しくなります。
閲覧するだけなら問題になりにくい一方、それを発信する段階でリスクの色合いが変わるので、「見ること」と「広めること」を分けて考えるのがコツです。
無料VPNという選択肢の危うさ
無料VPNは、安全性・プライバシー・継続性のいずれの観点でもおすすめできません。
とりわけ中国で使える無料サービスの場合、閲覧履歴などが中国側に流れている可能性を完全には否定できません。
中国はデータの国内保存を求める法制度を持つ国でもあり、その土壌を考えると無料サービスに機微な情報を預けるのは筋が悪い選択です。
有料で、かつ中国での実績が長いサービスを選んでください。
成否を分けるのは渡航前の準備
最後に、どの情報源も判で押したように一致している一点を強調しておきます。
契約とアプリのインストールは、中国に着く前に必ず済ませておいてください。
中国国内に入ってしまうと、VPN各社の公式サイトそのものが開けず、中国版App Storeからも該当アプリが姿を消しています。
現地に着いてから慌てても、もう打つ手が残っていません。
準備は出発前、これだけは例外なく守るべき鉄則です。
中国で実績のあるVPN、厳選3本
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比較項目 |
12vpn |
ExpressVPN |
MillenVPN |
|---|---|---|---|
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中国での安定感 |
抜群 |
安定 |
安定 |
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通信速度 |
速い |
高速 |
速い |
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2年間の総額 |
26,400円 |
13,174円 |
9,504円 |
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無料お試し・返金保証 |
14日 |
30日 |
30日 |
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サーバー設置国 |
31カ国 |
105カ国 |
50カ国 |
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サーバー台数 |
非公開 |
3,000台以上 |
2,000台以上 |
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同時接続 |
6台 |
8台 |
無制限 |
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日本語対応 |
なし(英語のみ) |
アプリ・サポートは日本語 |
すべて日本語 |
前述のとおり、海外製VPNは中国到着後に契約するのが難しいため、渡航前のダウンロードとインストールが前提になります(なお12vpnは中国専用URLが用意されており、中国国内からでもアクセス可能です)。
あわせて、中国当局が定期的にブロックをかけてくる以上、その網を巧みにかいくぐってきた実績のあるサービスを選ぶことが欠かせません。
ExpressVPN:接続速度と安定性で業界最高水準

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内容 |
|---|---|
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本社所在地 |
英領バージン諸島 |
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月額料金(2年プラン) |
$4.49〜/月 |
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返金保証 |
30日間 |
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サーバー台数 |
3,000台以上 |
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対応国数 |
113カ国 |
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同時接続台数 |
10〜14台(プランによる) |
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日本語対応 |
アプリ・サポートともに対応 |
全世界で400万人以上が利用するExpressVPNは、VPN LIFEの速度検証で常にトップクラスの数値を記録しています。
一般的なVPNアプリは起動から接続完了まで30〜60秒かかりますが、ExpressVPNはその工程をわずか10秒ほどで完了。
毎日使うツールとしてのストレスのなさは、長期利用者からも高い評価を得ています。
地域制限への対応力も高く、4K動画の視聴でも品質低下を感じにくい通信速度を維持。
中国からの接続実績においても安定していると評価されており、渡航先を問わず使えます。
ExpressVPNのメリット・デメリット
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通信速度・安定性ともに業界トップクラス
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アプリの起動から接続まで最速10秒程度
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113カ国のサーバーに対応し、用途の幅が広い
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ノーログポリシーを採用し、通信履歴を保持しない
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ビットコインによる匿名支払いに対応
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日本語でのサポートにも対応
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他社と比べると月額料金はやや高め
\【VPN LIFE特典】/
3ヵ月の無料期間が追加でもらえる!
12vpn(12vpx):規制への対応力が光る中国向けVPN

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内容 |
|---|---|
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本社所在地 |
オランダ |
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料金 |
月額プラン:$27.99/月 年間プラン:$12.50/月 2年プラン:$10.00/月 |
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返金保証 |
14日間 |
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サーバー設置国 |
31カ国 |
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同時接続台数 |
6台(同一サーバーへの同時接続は不可) |
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日本語対応 |
なし(英語のみ) |
12VPNはオランダを拠点とするVPNプロバイダで、中国からの利用実績において長年安定した評価を維持しています。
最大の特徴は、中国国内からでも申し込みが可能な専用アクセスリンク(https://blockthis.xyz/)を用意している点です。
他のVPNサービスは公式サイト自体がブロックされているため、現地到着後に契約しようとしても手詰まりになりますが、12VPNはこの問題を解決しています。
インターフェースや公式ドキュメントは英語のみですが、Chrome翻訳やDeepLを併用すれば内容の把握に困ることはないでしょう。
規制環境の変化に対するサポートの対応速度が速く、問題が発生した際の修正も比較的早いとユーザーから評価されています。
12VPNのメリット・デメリット
- 規制強化への対応が迅速
- 中国国内から契約・申し込みができる
- 同時接続台数が6台と多め
- Google Chrome拡張機能から操作可能
- サポートの応答品質が高い
- サポートが英語のみ
\ 中国国内から/
\ 中国国外から/
UCSS:通信品質に妥協したくない人のための最速VPN

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内容 |
|---|---|
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本社所在地 |
韓国 |
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料金 |
UCSS Lite:$29.00/月 UCSS(3ヵ月):$12.00〜$70.00/月 UCSS(12ヵ月):$9.00〜$52.50/月 |
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返金保証 |
なし |
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サーバー設置国 |
18カ国以上 |
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同時接続台数 |
3台(Liteプランは2台) |
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日本語対応 |
あり |
UCSSは韓国のセキュリティ企業が運営するサービスで、厳密にはVPNではなくShadowsocksプロトコルを採用したプロキシサービスです。
Shadowsocksは一般的なVPNよりもトラフィックパターンを通常のHTTPS通信に近づけられるため、グレートファイアウォールに検出されにくい特性があります。
日本人技術スタッフが常駐しているとされており、カスタマーサポートも日本語で対応しています。
通信速度と安定性に優れており、4K動画のストリーミングやオンラインゲームといった帯域を消費する用途でも満足できるパフォーマンスを発揮します。
ただし、データ通信量に上限が設けられており、返金保証や無料トライアルがない点は導入前に理解しておく必要があります。
UCSSのメリット・デメリット
- 中国での利用に最適化された設計
- 通信速度と安定性が突出して高い
- 日本語サポートが充実している
- セキュリティレベルが高い
- 多様なデバイスに対応
- 料金が他サービスと比べて高め
- データ通信量の上限がある
- 無料トライアル・返金保証がない
- 同時接続台数が少ない
\ 日本語サポートにも対応!/
まとめ
以上、中国におけるVPN利用の違法性について整理してきました。
最後に要点を振り返ります。
この記事の要点
- 中国はVPN技術そのものを禁じているわけではない。ただし政府認可のない回線での国際接続は認められておらず、海外販売のVPNはこれに該当する。根拠は2026年の改正ではなく、1996年制定の古い規定にある
- 2026年1月末公表の新草案でも、規制の的は「作る側・売る側・提供する側」であり、使う側を罰する条文はない。しかもまだ草案段階
- 個人への罰金事例は2026年に始まったものではなく、2018年頃から散発している。新しいのは「違法化」ではなく「可視化」
- 実践上の勘どころは、個人利用にとどめる/収益化しない/持ち帰った情報の扱いに注意する/現地の法令とルールの内側で使う/無料VPNを避ける、の5点
- 技術的な締めつけは年々強まり、難読化のない旧方式は通りにくくなっている。契約とアプリ導入は必ず渡航前に済ませる
中国でのおすすめVPN
本記事の法令・事例に関する出典
本記事の法令・事例に関する記述は、以下の一次資料および報道に基づいています(最終確認:2026年9月)。
VPN各社の仕様・料金は、各公式サイト2026年9月時点の表記および当サイトの実測に基づきます。
参照した一次資料・報道
- 中華人民共和国計算機情報ネットワーク国際聯網管理暫行規定(国務院令第195号、1996年公布/2024年3月10日改正)
- 工業情報化部「互联网网络接入服务市场の整理規範に関する通知」(信管函〔2017〕32号)
- 全国人民代表大会常務委員会サイバーセキュリティ法改正の決定(2025年10月28日採択・2026年1月1日施行)
- 公安部「网络犯罪防治法(征求意见稿)」(2026年1月31日公表)
- Human Rights Watch「China: Cybercrime Bill Entrenches Censorship, Surveillance」(2026年3月17日)
- Xue et al., USENIX Security 2022(OpenVPN通信の受動的識別に関する査読論文)
- 湖北省の行政処罰事例(共同通信、2026年3月20日)
- 河北省承徳市の事例(China Digital Times、2023年9月)
- 快连VPN(LetsVPN)の中国大陸向けサービス終了(中央通訊社、2026年4月28日)


