TROUBLE SHOOTING

すぐ試せる!VPNで国外の動画配信が見れない時の対処法

すぐ試せる!VPNで国外の動画配信が見れない時の対処法

VPNを使っているのに、お気に入りの海外ドラマが見られない。そんな経験をしたことがある人は少なくないはずです。
接続済みのはずなのに「この地域では視聴できません」と表示される――原因がわからないまま放置してしまっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、VPN経由での動画視聴がうまくいかない理由と、状況を打開するための具体的な対処法を8つ紹介します。
プロトコル変更の手順まで含めて丁寧に解説するので、ぜひ参考にしてください。

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VPN接続中に動画が見られない背景にある3つの構造的な問題

トラブルを効率よく解決するには、まず「なぜ見られないのか」を把握しておくことが重要です。
原因は主に3つのパターンに分類できます。

通信速度の低下:サーバー混雑と物理的な距離が原因に

VPNサーバーに問題が生じているとき、あるいはアクセスが特定のサーバーに集中しているとき、通信速度が著しく落ちることがあります。
動画配信には安定した帯域幅が必要なため、速度が基準を下回ると再生が始まらなかったり、エラーが表示されたりします。

また、接続先サーバーとの物理的な距離も見逃せない要素です。

たとえば日本国内から北米のサーバーを経由するケースでは、アジア近隣のサーバーと比べて通信距離が数倍に膨らみます。
その分だけ遅延が蓄積し、スムーズな視聴が難しくなることがあります。

IPブロック:配信サービスがVPNを検出する仕組み

NetflixやHuluといった主要な動画配信プラットフォームは、VPNサービスが利用するIPアドレスの帯域を継続的に監視・更新しています。
VPNサーバーのIPと判定されたアドレスは自動的にブロックリストへ登録され、そのIPからのアクセスはコンテンツへの到達を拒否されます。

VPNプロバイダ側がIPを更新するイタチごっこが続いているため、特定のサーバーが突然使えなくなるのはこのメカニズムによるものです。

キャッシュの問題:ブラウザが過去の位置情報を「覚えている」

ブラウザは過去の閲覧データをキャッシュとして保存します。
このデータには、以前のアクセス時の地域情報が含まれていることがあり、VPNで接続先を変えても「日本からのアクセス」と判断される場合があります。

キャッシュは意外と盲点になりやすいポイントです。

今すぐ試せる8つの対処法

原因を踏まえたうえで、具体的な対処法を順番に試してみましょう。

①VPN接続を一度切って再接続する

最初に試すべきは、シンプルにVPNを切断して再接続することです。
VPNアプリによっては、再接続のタイミングで自動的に別のサーバーへ振り分ける機能を持っています。

サーバー側の一時的な障害であれば、これだけで解消するケースも多いです。

②別のサーバーロケーションに切り替える

手動でサーバーを選択できるVPNサービスであれば、同じ国内の別ロケーションへ切り替えてみましょう。
ExpressVPNは国ごとに複数のサーバー拠点を持っており、NordVPNはさらに細かな単位でサーバーを手動指定できます。

切り替えるときは、現在地に近いサーバーを優先して選ぶと速度面でも有利です。

③ブラウザのキャッシュと閲覧データを消去する

Google Chromeでのキャッシュ削除手順は以下のとおりです。

  1. Google Chromeを起動する
  2. 右上の設定アイコンをクリックする
  3. 「閲覧履歴データを削除」を選ぶ
  4. 期間を「全期間」に設定する
  5. 「Cookieと他のサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れる
  6. 「データを削除」をクリックする

削除後も改善しない場合は、シークレットモードを利用するのが手軽です。
Chrome右上のアイコンから「新しいシークレットウィンドウ」を開くと、キャッシュの影響を受けずにアクセスできます。

④別ブラウザに切り替える

普段使っているブラウザをまるごと変えてしまうのも有効な手段です。
Chrome以外のEdge・Firefox・Safariなどは、過去の閲覧履歴を持っていないため、キャッシュ由来の問題を根本から回避できます。

ブラウザ固有の不具合が原因だったケースでも、これで解消することがあります。

⑤デバイスを変えてアクセスする

スマートフォンで試して改善しないなら、PCやタブレットからアクセスしてみましょう。
デバイスごとに保存されているデータや設定が異なるため、環境を変えるだけで突破口が開くことがあります。

⑥VPNプロトコルを変更してみる

プロトコルとは、VPN通信に使われる接続方式のことです。プロトコルを切り替えると、通信経路や使用するポートが変わるため、ブロックを回避できる場合があります。
ただし、プロトコルによっては通信速度が落ちることもあるため、速度と安定性を見ながら選ぶことが大切です。

各VPNサービスでのプロトコル変更方法は、この記事の後半で詳しく解説します。

⑦VPNサービスのサポートに問い合わせる

自分で試せることをすべて試しても解決しない場合は、サポートへの連絡が最も確実です。
動画配信サービスのブロック回避は、VPNプロバイダにとって競争力の核心に直結するため、多くの場合は1〜2営業日以内に対応してもらえます。

VPN LIFEが推奨するExpressVPNNordVPNはいずれも24時間のライブチャットサポートを備えており、日本語での問い合わせにも対応しています。

⑧VPNサービス自体を乗り換える

それでも改善しないなら、VPNサービスの見直しを検討する時期かもしれません。
多くのVPNプロバイダは30日間の返金保証を設けているため、乗り換え先のサービスをリスクなく試すことができます。

契約中のサービスの解約は、管理画面またはサポートへの問い合わせで対応してもらえるケースがほとんどです。

実際にどれだけ落ちるのか、測った

「遅くなる」と言われても、どれくらい落ちるのかが分からないと手の打ちようがありません。当サイトはNordVPNとSurfsharkの2社を14都市・のべ46回にわたって計測しています。素の回線と突き合わせられる11都市では、VPNを通したあとに残る速度は40〜90%でした。回数の多い3都市を挙げます。

都市

素の回線

NordVPN

Surfshark

東京

780Mbps

444.9Mbps(57%)

399.9Mbps(51%)

ロンドン

790Mbps

712.6Mbps(90%)

713.5Mbps(90%)

ニューヨーク

760Mbps

598.9Mbps(79%)

556.6Mbps(73%)

※当サイトのオーナーが同じ回線・同じ時間帯で測った値です。素の回線は10Mbps刻みの概数です。

同じサービスでも、都市によって残る割合がこれだけ違います。ロンドンでは9割が残るのに、東京では半分強です。「このVPNは遅い」ではなく「この場所で遅い」ことのほうが多い、というのが測ってみて分かったことでした。
判定のしきい値(5回以上・差10%以上)を満たしたのは14都市のうち4都市だけなので、残る10都市については会社ごとの勝ち負けを書きません。

そもそもの選択が重要:動画視聴に強いVPNの特徴とは

トラブルが起きてから対処するよりも、最初から動画視聴への対応実績が豊富なVPNを選ぶほうが根本的な解決につながります。
VPN LIFE編集チームでは、以下の3サービスを特に推奨しています。

ExpressVPN:接続速度と安定性で業界最高水準

内容

本社所在地

英領バージン諸島

月額料金(2年プラン)

$4.49〜/月

返金保証

30日間

サーバー台数

3,000台以上

対応国数

113カ国

同時接続台数

10〜14台(プランによる)

日本語対応

アプリ・サポートともに対応

全世界で400万人以上が利用するExpressVPNは、VPN LIFEの速度検証で常にトップクラスの数値を記録しています。

一般的なVPNアプリは起動から接続完了まで30〜60秒かかりますが、ExpressVPNはその工程をわずか10秒ほどで完了。
毎日使うツールとしてのストレスのなさは、長期利用者からも高い評価を得ています。

地域制限への対応力も高く、4K動画の視聴でも品質低下を感じにくい通信速度を維持。
中国からの接続実績においても安定していると評価されており、渡航先を問わず使えます。

ExpressVPNのメリット・デメリット

  • 通信速度・安定性ともに業界トップクラス

  • アプリの起動から接続まで最速10秒程度

  • 113カ国のサーバーに対応し、用途の幅が広い

  • ノーログポリシーを採用し、通信履歴を保持しない

  • ビットコインによる匿名支払いに対応

  • 日本語でのサポートにも対応

  • 他社と比べると月額料金はやや高め

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NordVPN:コストと機能のバランスに優れた定番サービス

内容

本社所在地

パナマ

月額料金(2年プラン)

$3.99〜/月

返金保証

30日間

サーバー台数

8,000台以上

対応国数

140カ国以上

同時接続台数

10台

日本語対応

アプリ・サポートともに対応

NordVPNは新規利用者数が世界最多規模を誇るVPNです。
8,000台以上という圧倒的なサーバー数を持ち、混雑時でも安定した速度を確保しやすい点が特徴です。

長期プランを選択すれば月額料金を大幅に抑えられるため、コストパフォーマンスを重視する方に向いています。

一方、中国国内からの接続では不安定になるケースが報告されているため、中国滞在が多い方はExpressVPNを優先的に検討してください。

NordVPNのメリット・デメリット

  • 世界最大規模の利用実績があり信頼性が高い

  • サーバー数が多く、接続先の選択肢が豊富

  • 長期プランでは業界内でも安価な部類に入る

  • ノーログポリシーを採用

  • 暗号通貨支払いに対応

  • 1ヶ月プランは割高になる

  • 中国からの接続では不安定になる場合がある

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Surfshark:接続台数無制限で家族・複数デバイスに最適

内容

本社所在地

オランダ

月額料金(2年プラン)

$2.39〜/月

返金保証

30日間

サーバー台数

4,500台以上

対応国数

100カ国

同時接続台数

無制限

日本語対応

アプリ・サポートに対応

主要VPNサービスの中でも月額料金が低いのが魅力のSurfshark
新興のサービスですが、通信速度は大手と比較しても遜色なく、世界的な評価も年々向上しています。

同時接続台数に制限がないため、スマートフォン・タブレット・PCといった複数デバイスを1アカウントで使い回したい方や、家族と共有したい方に特に最適。

ただし、地域ブロックへの対応はExpressVPNやNordVPNに比べてやや弱い面があり、特定のサービスで接続が安定しないケースも見受けられます。

Surfsharkのメリット・デメリット

  • 3サービス中、最も月額料金が安い

  • 同時接続台数が無制限で家族利用に最適

  • 大手に引けを取らない通信速度

  • ノーログポリシーを採用

  • 暗号通貨支払いに対応

  • 地域ブロックへの対応力が他社より弱い場合がある

  • 運用実績が競合よりも短い

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Surfshark 公式サイト

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プロバイダ別:VPNプロトコルの変更手順

主要3サービスでのプロトコル変更方法を、PC版・スマホ版に分けて紹介します。

ExpressVPNでプロトコルを変更する方法

PC版

アプリ画面左上のメニューをクリックし「オプション」を選択します。
上部のタブから「プロトコル」を開くと、「自動選択」「Lightway-UDP」「Lightway-TCP」「OpenVPN-UDP」「OpenVPN-TCP」の5種類から切り替えられます。

スマホ版

画面右下の「オプション」から「設定」を開き、「VPNプロトコル」をタップします。
スマホ版では「Lightway-UDP」「Lightway-TCP」「IKEv2」の3種類から選択可能です。

NordVPNでプロトコルを変更する方法

PC版

画面左下の歯車アイコン(設定)を開き、「接続」→「VPNプロトコル」の順に進みます。
独自規格の「NordLynx」を含む「OpenVPN-UDP」「OpenVPN-TCP」の3種類から選べます。

スマホ版

画面右下のプロフィールボタンをタップしたあと、右上の設定アイコンを開いて「プロトコル」を選択することでプロトコルを変更できます。

MillenVPNでプロトコルを変更する方法

PC版

アプリ左側の設定アイコンをクリックし、上部メニューの「接続」を選択するとプロトコル変更画面が表示されます。
「IKEv2」と「OpenVPN」の2択から選べます。

スマホ版

画面右下の設定アイコンをタップするとVPNプロトコルのメニューが直接表示されるので、そこから切り替えることができます。

まとめ:順番に試せば必ず突破口は見つかる

VPN接続中でも動画が見られないとき、その原因はサーバー混雑・IPブロック・キャッシュの干渉のいずれかに起因することがほとんどです。
以下の順番で対処法を試していくと、多くのケースで解決できます。

VPNで国外の動画配信が見れない時の対処法

  1. VPN接続を切断して再接続する
  2. 別のサーバーロケーションに切り替える
  3. ブラウザのキャッシュを削除する(またはシークレットモードを使う)
  4. 別のブラウザでアクセスする
  5. 別のデバイスでアクセスする
  6. VPNプロトコルを変更する
  7. VPNサービスのサポートに問い合わせる
  8. 別のVPNサービスへ乗り換える

どの手段も難しい操作は不要なので、上から順に一つずつ試してみてください。
それでも解決しない場合は、動画視聴への対応実績が高いVPNサービスへの乗り換えを検討するのが現実的な選択肢です。

サービスの選び方に迷ったら、通信速度を最優先にするならExpressVPN、コストパフォーマンスを重視するならNordVPN、複数デバイスでの利用や家族との共有を考えているならSurfsharkを選ぶとよいでしょう。

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