TROUBLE SHOOTING

中国でClaudeを使う方法は?公式の対応地域を照合した結果とVPNの手順

中国でClaudeを使う方法

中国に滞在していてClaude(クロード)が開かない、という方に向けた記事です。

結論から書きます。中国は、Anthropicが公表している対応地域の一覧に入っていません。

この記事で分かること

  • 中国でClaudeが使えない2つの理由(対応地域と、拠点の少なさ)
  • ★ 香港のサーバーを選んでも解決しない理由
  • 日本につなぐべき根拠(当サイトが集計した拠点データつき)
  • つながらないときに、上から順に確かめる手順

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この記事の数字について

  • 調べているVPN 7社
  • サーバーのある場所 157の国と地域を、毎日数え直しています
  • 通信速度 14都市で、実機を使って自分たちで計測しています

各社の発表をそのまま書き写したものではありません。サーバーの台数と拠点の数は、各社が公開している一覧をそのまま数えたものです。実測が済んでいない項目には推定値を入れず「計測中」と書いています。取り方はデータの取り方と検証方法にまとめています。

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理由① 中国は対応地域の一覧に入っていない

Anthropic公式の対応国・地域の一覧ページ
Anthropicは「Supported countries & regions」というページで、Claudeを提供している国と地域を公表しています。対象はClaude.aiと商用APIの両方で、同じ一覧です。

当サイトがこのページを開き、機械で項目を突き合わせた結果です。

国・地域

Anthropicの対応一覧

香港

載っていない

マカオ

載っていない

中国

載っていない

台湾

載っている

日本

載っている

ホンジュラス(照合の確認用)

載っている

※当サイトが2026年9月20日にAnthropic公式の一覧ページを開き、項目を1つずつ照合した結果です。いちばん下は「照合そのものが効いているか」を確かめるために入れた対照です。

いちばん下の「ホンジュラス」は対照です。照合が効いているかを確かめるために入れました。これが「載っている」と出たうえで中国が「載っていない」と出ているので、見落としではありません。

公式ページの一覧はアルファベット順で、Haiti(ハイチ)→ Honduras(ホンジュラス)→ Hungary(ハンガリー)と並びます。その間にHong Kongはありません。

当サイトが数えたところ、この一覧に並んでいる国と地域は183件でした。

もう1つ、はっきりする見方があります。同じ並びをGoogle側で見ると様子が変わるのです。GoogleがGeminiについて公表している一覧では、Honduras(ホンジュラス)→ Hong Kong(香港)→ Hungary(ハンガリー)の順に並んでいます。アルファベット順の同じ場所に、片方は香港があり、片方はありません。

公式の一覧

1つ前

その場所にある項目

1つ後

Anthropic(Claude)

Haiti(ハイチ)

Honduras(ホンジュラス)

Hungary(ハンガリー)

Google(Gemini)

Honduras(ホンジュラス)

Hong Kong(香港)

Hungary(ハンガリー)

※当サイトが2026年9月20日に、両社の公式ページを開いて項目を取り出し、並び順を確かめた結果です。どちらもアルファベット順です。

出典:Anthropic「Supported countries & regions」(当サイトが2026年9月20日に確認)

理由② 中国本土に拠点を持つ会社が、そもそも少ない

当サイトは7社の公式サーバー一覧を毎日機械で数えています。中国本土の結果はこうでした。

VPN

中国本土の拠点

サーバー台数

Private Internet Access

中国(1カ所)

公表なし

NordVPN

拠点なし

—

Surfshark

拠点なし

—

Mullvad VPN

拠点なし

—

Windscribe

拠点なし

—

※各社が公開しているサーバー一覧を当サイトが集計した値です(2026年9月19日時点)。台数を公表していない会社は「公表なし」としています。

5社のうち、中国本土に拠点が出ているのはPrivate Internet Accessの1社だけです。NordVPN・Surfshark・Mullvad・Windscribeは、公開している一覧に中国本土が出てきません。

これは「中国のサーバーにつなぐ」という発想が、そもそも成り立ちにくいことを示しています。そして、かりにつなげたとしても中国は対応地域に入っていないので、Claudeの条件は満たせません。

★ 香港のサーバーを選んでも解決しません

Claude公式サイトのトップページ

中国から近いので香港を選びたくなりますが、これは効きません。

VPN各社は香港に軒並み拠点を持っています。当サイトの集計では5社すべてです。

VPN

香港の拠点

サーバー台数

NordVPN

香港(1都市)

35台

Mullvad VPN

香港(1都市)

6台

Surfshark

香港(1都市)

公表なし

Private Internet Access

香港(1都市)

公表なし

Windscribe

香港(1カ所)

公表なし

※各社が公開しているサーバー一覧を当サイトが集計した値です(2026年9月19日時点)。台数を公表していない会社は「公表なし」としています。

それでも使えません。香港そのものがAnthropicの対応地域に入っていないからです。つなぎやすさと、対応しているかどうかは別の話です。

関連記事:香港でClaudeが使えない理由|公式の対応地域を照合した

つなぐ先は日本です

対応地域に入っていて、中国から近く、拠点がいちばん厚いのは日本です。

VPN

日本で選べる場所

サーバー台数

NordVPN

東京・大阪(2都市)

212台

Mullvad VPN

東京・大阪(2都市)

9台

Private Internet Access

東京(通常と配信向けの2種類)

公表なし

Surfshark

東京(1都市)

公表なし

Windscribe

日本(1カ所)

公表なし

※各社が公開しているサーバー一覧を当サイトが集計した値です(2026年9月19日時点)。台数を公表していない会社は「公表なし」としています。

NordVPNは東京と大阪の2都市に212台を置いています。つながらないときに「同じ国の中で別の都市に変える」という対処が取れるのは、都市を2つ以上持っている会社だけです。

台湾も対応地域に入っています。日本で不安定なときの2番目の候補になります(NordVPNが台北に40台)。

中国本土と、その周辺で拠点の数がこれだけ違います

「中国だから拠点が少ない」と一言で言われがちですが、周辺と並べると差がはっきりします。

国・地域

拠点のある社数

内訳

中国本土

5社中1社

Private Internet Access のみ

日本

5社中5社

NordVPN・Surfshark・Mullvad・PIA・Windscribe

香港

5社中5社

NordVPN・Surfshark・Mullvad・PIA・Windscribe

シンガポール

5社中5社

NordVPN・Surfshark・Mullvad・PIA・Windscribe

台湾

5社中4社

Mullvad を除く4社

韓国

5社中4社

Mullvad を除く4社

※各社が公開しているサーバー一覧を当サイトが集計した値です(2026年9月19日時点)。

日本・香港・シンガポールは5社すべてが拠点を持っています。台湾と韓国も4社です。そのなかで中国本土だけが1社です。

この差が、そのまま選択肢の幅になります。つながらないときに「別の会社に変える」「別の都市に変える」という手が打てるのは、拠点が複数ある国だけです。

「つながらない」を3つの層に分けて切り分ける

中国でAIが開かないとき、原因は1つではありません。層を分けて、上から順に確かめてください。

層

何を見るか

確かめ方

① サービス側の対応地域

そのAIが、その地域を対応先として公表しているか

公式の一覧を開いて、地域名があるかを見る

② 接続元のIPアドレス

いまどの国から接続していることになっているか

IP確認のページを開いて、表示される国を見る

③ アカウントの状態

ログインできているか、登録時の情報が残っていないか

ログアウトしてから、つなぎ直して入り直す

※上から順に確かめると早いです。①が満たせていないと、②と③をいくら直しても通りません。

Claudeの場合、1の層でつまずいています。中国も香港もマカオも対応地域の一覧に入っていないので、IPアドレスをそのどれかに変えても通りません。日本か台湾にする、というのが①の答えです。

渡航の前にやっておくこと

現地に着いてから用意しようとすると、その用意自体ができないことがあります。

  • 渡航の前にVPNを契約し、アプリを入れておく。現地では申し込みページ自体が開かないことがあります
  • 渡航の前に、日本のサーバーにつないだ状態で実際に開くところまで確かめる
  • 自動再接続をオンにしておく。切れたときに素の接続へ戻らないようにするため
  • 支払い手段を先に登録しておく。現地で決済ページが開かないと、更新できません
  • 複数の端末に入れておく。1台で不具合が出たときの逃げ道になります

とくに2番目が大事です。「契約した」と「実際に開いた」は別です。日本にいるうちに、日本のサーバーにつないだ状態でClaudeが開くところまで確かめておいてください。

日本がうまくいかないときの、次の候補

日本のサーバーが混んでいるときのために、ほかに選べる国を先に調べておきました。当サイトがAnthropic公式の一覧と、各社のサーバー一覧の両方を突き合わせた結果です。

接続先

Anthropicの対応一覧

拠点のある社数

いちばん多い会社の拠点

日本

載っている

5社中5社

NordVPN:東京・大阪に212台

台湾

載っている

5社中4社

NordVPN:台北に40台

韓国

載っている

5社中4社

NordVPN:ソウルに60台

シンガポール

載っている

5社中5社

5社すべてに拠点あり

香港

載っていない

5社中5社

つなげても条件を満たさない

中国本土

載っていない

5社中1社

つなげても条件を満たさない

※対応一覧は当サイトが2026年10月12日にAnthropic公式の「Supported Regions Policy」を照合した結果、拠点は各社の公開一覧を集計した値です。この一覧に載っているのは185の国と地域で、中国本土・香港・マカオはいずれも入っていません。

表の下2行に注目してください。香港は5社すべてが拠点を持っているのに、対応一覧に入っていません。マカオも同じく載っていません。「つなぎやすさ」と「使えるかどうか」が一致しないのが、この話のややこしいところです。

一方で、アジアの主な国はおおむね対応していました。台湾・韓国・シンガポールのほかに、タイ・ベトナム・マレーシア・フィリピン・インドネシア・インド・モンゴルも一覧に入っています。日本が混んでいるときに選べる先は、思っているより広いということです。

ここで、一覧の読み方そのものを押さえておいてください。
Anthropicの規定は「対応している国の一覧」だけではありません。対象外になる条件が3つ、別に書かれています。
VPNの話をする記事はたいてい1つめしか触れませんが、残り2つで引っかかる人がいます。

対象外になる条件

当てはまる例

対応していない地域に、その人が物理的にいる

日本の会社の社員が、中国に出張・駐在している間

対応していない地域で設立された、または本社がある法人とその関係者

中国法人の社員は、日本にいる間も対象外

対応していない地域の個人・法人が過半を持つ、または支配している法人とその関係者

日本に登記していても、資本が中国側で過半なら対象外

※Anthropic公式の「Supported Regions Policy」に書かれている3条件を、当サイトが2026年10月12日に読んで整理したものです。例は条件から当サイトが作ったもので、個別の判断は各社の法務にご確認ください。

2つめと3つめは、VPNではどうにもなりません。
場所の問題ではなく、所属の問題だからです。接続先をどこに変えても条件は変わりません。

逆に言えば、1つめだけが「中国にいる間だけ」の話です。
日本の会社に所属していて、出張で一時的に中国にいるなら、帰国すれば条件は満たします。
出発前に終わらせておくべき作業がある、というのはここから来ています。

一覧は固定ではありません。国や地域は追加も削除もされます。
長く滞在する予定があるなら、渡航の前にもう一度Anthropicの公式ページを開いて、行き先と所属が一覧に残っているかを見てください。

迷ったら日本です。対応一覧にあり、拠点も5社すべてが持っていて、都市が2つある会社もあるので、混雑したときに切り替えられます。

中国からClaudeを使う手順

手順① VPNサービスに登録してアプリを導入する

VPNサービスの公式サイト

利用するVPNの公式サイトでアカウントを作成し、料金プランと支払い方法を選びます。そのうえで、使う端末(iPhone・Android・パソコン)に対応したアプリを入れます。

インストールまで、ほとんどの場合10分以内に終わります。

手順② 日本のサーバーに接続する

国の一覧または検索欄から「日本」を選んで接続します。自動選択のままにしないでください。

★ 中国・香港・マカオは選ばないでください。どれも対応地域の一覧に入っていません。

手順③ Claudeを開く

接続を確認してからClaudeを開きます。VPNを先に、Claudeをあとにという順番を守ってください。ページを先に開いたままVPNをつないでも、前の判定が残ったままのことがあります。

★ 渡航の前に契約と動作確認を済ませておくことを強くおすすめします。現地に着いてから申し込もうとすると、その申し込みページ自体が開かないことがあります。

つながらないときに、上から順に確かめること

順番

見るところ

直し方

1

本当につながっているか

アプリの表示だけでなく、IP確認のページで出る国を見る

2

ページを開いた順番

VPNをつないだあとに、ページを開き直す

3

選んだ国

対応地域に入っている国か確かめる。香港・マカオ・中国は入っていない

4

接続先の都市

同じ国の中で別の都市に切り替える(混雑を避ける)

5

ブラウザに残った情報

キャッシュとCookieを削除してから開き直す

6

アカウントの登録国

作ったときの国の情報が残っていることがある。公式の案内を確認する

※確かめるのが早い順に並べています。

中国でClaudeを使うのにおすすめのVPN3選

見るべき点は3つです。日本に拠点があるか・つないだあとに速度がどれだけ残るか・合わなければ戻せるか。

つないだあとに、どれだけ速度が残るか

接続先

VPNなしの回線

残る割合(NordVPN)

残る割合(Surfshark)

計測回数

東京

780Mbps

57%

51%

9回

ロンドン

790Mbps

90%

90%

9回

ニューヨーク

760Mbps

79%

73%

7回

※当サイトが計測した平均値です。回線や時間帯によって結果は変わります。

Claudeは動画のように大きなデータを流すサービスではありません。いちばん低い東京でも約398Mbpsが残るので、速度が原因で使えないということは、まず起きません。

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3,000台以上

対応国数

113カ国

同時接続台数

10〜14台(プランによる)

日本語対応

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よくある質問

中国からClaudeを使うと、アカウントを停止されることはありますか?

可能性はあります。Anthropicの「Supported Regions Policy」には、対応していない地域に物理的にいる人の利用は対象外だと書かれています。
VPNで日本のIPアドレスにしても、自分の体が中国にあるなら、この条件は満たしません。

そして、この規定の名前が停止の根拠としてそのまま挙がっています。
Anthropicの「System Trust and Reporting」には、Usage Policyや利用規約とならべてSupported Region Policyへの違反が、警告・一時停止・利用終了の対象になると書かれています。

2026年1〜6月

件数

停止したアカウント

1,140万件

停止に対する異議申し立て

39.8万件

異議が認められて取り消された件数

4.2万件

※Anthropicの「System Trust and Reporting」(2026年7月23日更新)に出ている件数を、当サイトが2026年10月12日に確認したものです。

申し立てのうち、認められたのは10.6%です。4.2万件を39.8万件で割った値で、当サイトが計算しました。
いったん止まると、9割近くはそのまま戻っていないことになります。

ただし、この件数は規約違反の全体です。地域を理由にした停止だけを数えたものではありません。
中国にいたから何件止まった、という内訳は公表されていません。

だからこそ、止まって困る作業は中国へ発つ前に日本で終わらせておくのが確実です。
仕事で使うなら、Claudeだけに寄せず、代わりの手段も用意してから渡ってください。

止まってしまった場合、Anthropicは異議を申し立てる窓口があると明記しています。ただし上の表のとおり、通る割合は高くありません。止まってから動くより、止まらないようにするほうがはるかに確実です。

中国でClaudeが使えないのは規制が理由ですか?

当サイトが確かめられたのは、中国がAnthropicの対応地域の一覧に入っていないという事実です。それ以上の事情については、確かめていないので断定しません。

香港のサーバーでもClaudeは使えますか?

使えません。香港もマカオも、対応地域の一覧に入っていません。VPN各社は香港に拠点を持っているのでつなぐこと自体はできますが、条件を満たしません。日本か台湾を選んでください。

中国のサーバーにつなぐ選択肢はありますか?

現実的ではありません。当サイトの集計では、中国本土に拠点が出ているのは5社中1社だけです。さらに中国自体が対応地域に入っていないので、つなげたとしても条件は満たせません。

Claude APIも中国では使えませんか?

Anthropicの一覧はClaude.aiと商用APIの両方を対象にした同じ一覧です。ページにも「Commercial API access and Claude.ai.」と書かれています。

Geminiはどうですか?

Geminiは扱いが違います。Googleの公式一覧には「中国本土(Workspace のみ)」と書かれていて、個人向けの利用とは条件が異なります(当サイトが2026年9月20日に確認)。

関連記事:中国でGeminiを使う方法|公式一覧の「Workspace のみ」の意味

Claude以外にもVPNはどんな場面で役立ちますか?

VPNの主な活用シーン

  • セキュリティの強化:空港・カフェなどの公共Wi-Fiを利用する際に通信を暗号化して個人情報を保護できる。
  • 地理的制限の解除:日本では見られない海外コンテンツや、海外からは見られない日本のサービスにアクセスできる。
  • プライバシーの確保:IPアドレスを隠すことで、広告業者や第三者によるオンライン行動のトラッキングを防げる。
  • ネットワーク制限の突破:職場・学校・ホテルなどでブロックされているサイトへのアクセスが可能になる。
  • サブスクの費用削減:NetflixやYouTube Premiumなどを物価の安い国のプランで契約することで、大幅なコストダウンができる。

>>>関連記事:サブスクが安くなるおすすめのVPNランキング

まとめ

Claude公式サイトのトップページ

この記事の要点

  • 中国はAnthropicの対応地域の一覧に入っていない(当サイトが公式ページを照合して確認)
  • 香港とマカオも入っていない。台湾と日本は入っている
  • ★ 中国本土に拠点を持つ会社は5社中1社だけ。「中国につなぐ」は成り立ちにくい
  • ★ 香港につないでも解決しない。つなぎやすさと、対応しているかは別
  • つなぐ先は日本。NordVPNは東京・大阪の2都市に212台
  • 渡航の前に契約と動作確認を済ませておく。現地では申し込みページ自体が開かないことがある

サービス選びに迷ったら、通信速度を最優先にするならExpressVPN、日本の拠点の多さとコストパフォーマンスならNordVPN、家族との共有や複数の端末で使うならSurfsharkを選ぶとよいでしょう。

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