ExpressVPNをやめたい、と思って管理画面を開いた人がまず戸惑うのは、「解約」という名前の項目がどこにも見当たらないことです。 理由ははっきりしています。ExpressVPNで解約と呼ばれているものは、次の請求を止める「自動更新の停止」と、払ったお金を取り戻す「返金申請」という別々の手続きで、1つのボタンにまとまっていないからです。触る場所も、連絡する相手も違います。 この記事では、その2つを切り分けたうえで、実際の操作手順を順番に並べます。あわせて、当サイトが公式の料金ページから毎日取り込んでいる更新後の金額と、23通貨ぶん記録している為替の動きも載せました。「なぜ急に請求額が上がったのか」という疑問に、数字で答えられる形にしてあります。 この記事の数字について 調べているVPN 7社 サーバーのある場所 157の国と地域を、毎日数え直しています 通信速度 14都市で、実機を使って自分たちで計測しています 各社の発表をそのまま書き写したものではありません。サーバーの台数と拠点の数は、各社が公開している一覧をそのまま数えたものです。実測が済んでいない項目には推定値を入れず「計測中」と書いています。取り方はデータの取り方と検証方法にまとめています。 他の言語で読む English / 中文 / Bahasa Indonesia / 한국어 / ไทย / Tiếng Việt ExpressVPNの解約には2種類ある やめたいと思った理由によって、必要な手続きは変わります。まず自分がどちらを求めているのかを決めてください。ここが決まれば、あとは迷いません。 1. 自動更新の停止 いま契約している期間が終わったあと、自動的に次の期間へ移らないようにする設定です。 いつでも設定できます。30日の返金保証を過ぎたあとでも、更新日の前日でも構いません。設定したあとも契約の最終日までは今までどおり接続できるので、「使わなくなったが期限まではあるかもしれない」という状態でも先に止めておけます。 止めた時点で料金が戻るわけではない点だけ、押さえておいてください。止めるのはこれから先の請求です。 2. 返金申請 申し込みから30日以内であれば、支払った金額を全額返してもらえる制度です。 こちらは会員ページの設定変更では完了しません。サポートに人を介して依頼する必要があります。「自動更新を止めたのだから返金もされるはず」と思ったまま30日を過ぎてしまう、というのがいちばん多い取りこぼしです。 2つの違いを表にすると、次のようになります。 やりたいこと 手続き どこで行うか 期限 払った分を返してほしい 返金申請 サポートチャット 申し込みから30日以内 次の請求を止めたい 自動更新の停止 マイアカウント いつでも可能 両方まとめて終わらせたい 返金申請と自動更新の停止 チャットとマイアカウント 申し込みから30日以内 ※期限は申し込んだ日から数えます。インストールした日でも、初めて接続した日でもありません。 自動更新を止める手順 次の更新で請求されないようにしたいだけなら、この手順だけで終わります。サポートへの連絡は要りません。 自動更新を停止する手順 ブラウザでExpressVPNの公式サイトを開き、右上の「マイアカウント」からログインする アカウント画面の「サブスクリプション設定の管理」を押す 画面の右下に出る「自動更新を無効にする」を押す 確認ページが出るので、もう一度「自動更新を無効にする」を押して進む アカウント画面に戻り、「サブスクリプションは●●年●月●日に有効期限が切れます」と表示されていれば完了 慣れていれば5分もかかりません。ただ、この画面には引き止めのための案内が挟まります。「3か月無料」や「割引価格での継続」といった提案が出ることがあり、そこで進む方向を間違えると、止めたつもりで契約が残ります。 止めたいときに押すのは、提案を受け入れるボタンではなく、手続きを続けるほうのリンクです。5番の表示まで到達したかどうかで、必ず確認してください。 自動更新停止に関する注意点 返金とは別の手続き 自動更新を止めても、すでに支払った料金は戻りません。返金が必要な場合は、あらためてチャットで申請してください。 この2つは独立していて、どちらか一方をやれば他方も自動的に処理される、という関係にはなっていません。 残り期間は引き続き利用可能 設定した瞬間に接続できなくなることはありません。契約の満了日までは、これまでどおり使えます。 たとえば12か月プランの7か月目で止めた場合、残りの5か月はそのまま利用できます。早めに止めても損はしないので、迷っているなら先に止めておくほうが安全です。 アプリからは操作できない スマートフォンでもパソコンでも手続きは可能ですが、アプリの中では完結しません。ブラウザで公式サイトにログインしてから進めてください。アプリのメニューをいくら探しても、この項目は出てきません。 更新後にいくらになるのかを、先に見ておく 「解約」で検索する人の多くは、更新の請求が届いたタイミングで動いています。実際、初回の割引価格と更新後の金額には差があります。当サイトが公式の料金ページから自動で取り込んだ値は、次のとおりでした。 プラン 初回の支払い 初回の実質月額 更新後 2年+4か月(ベーシック) 13,440円/28か月 480円 14,999円/年(月あたり1,250円) 12か月+3か月(ベーシック) 11,700円/15か月 780円 14,999円/年(月あたり1,250円) 1か月(ベーシック) 2,480円 2,480円 2,480円/月(変わらず) ※公式の日本向け料金ページを当サイトが自動で取り込んだ値です(2026年9月7日取得)。ベーシック以外のプランでは金額が異なります。 2年プランで申し込んだ場合、初回は月あたり480円ですが、更新後は月あたり1,250円に相当します。約2.6倍です。12か月プランでも1.6倍になります。 金額そのものより、この差が更新の直前まで意識されにくいことのほうが問題です。更新日を知りたいときは、マイアカウントの「有効期限」の表示を見てください。使い続けるかどうかを、その日より前に決めておけば選べます。 プランごとの金額と、更新後の年額 ExpressVPNには3つのプランがあり、同時に使える台数と更新後の金額がそれぞれ違います。乗り換える前に、いま契約しているものより下のプランに変えるだけで足りないかを見ておくと、判断の幅が広がります。 プラン 2年+4か月 12か月+3か月 1か月 更新後の年額 同時接続 ベーシック 月480円 ...